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初期局面
後手原始棒銀の全手順
上の盤面で1手ずつ進めながら読める解説を、ここに全文まとめて掲載しています。
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—第0手後手原始棒銀の基本手順(12手)を学びます。先手番の原始棒銀を先後そのまま入れ替えた形で、狙いも指し方も同じです。
✅ 強み:シンプルで強力な攻め手順。後手番でも相手の作戦に関係なく仕掛けられる
❌ 弱み:対策されると銀が孤立しやすい
💡 使いどき:後手番で飛車先から激しく攻めたいとき -
1▲7六歩先手の初手。角道を開けます。後手原始棒銀は相手がどんなオープニングで来ても指せるので、ここは何を指されても構いません。
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2△8四歩後手の第一歩。飛車先を突きます。後手原始棒銀の出発点です。
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3▲2六歩先手も飛車先を突く標準的な応答。
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4△8五歩飛車先を二つ突いて、飛車の働きをさらに強めます。
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5▲7七角次に△8六歩と突かれて歩交換されるのを防ぐために角で受けます。
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6△7二銀後手原始棒銀を目指す一手。7二に上がらないと、8三からの道筋が出来ません。
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7▲7八金飛車先の守りを金で固めます。後手に△8六歩と歩交換される余地はありますが、先手も角と金で受けを固めてきました。
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8△8三銀棒銀の形になりました。飛車と銀が8筋に並びます。
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9▲2五歩先手も飛車先を二つ突いて、反撃の形を作ります。
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10△3二金先手が飛車先を伸ばしてきたので、後手も金を上がって受けを固めます。
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11▲6九玉先手は玉を一つ寄って居玉を解消します。7八に上がった金の下がちょうど空いたところです。由来将棋の格言「居玉は避けよ」。玉を初期位置に置いたまま戦うのは危険とされています。
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12△8四銀銀が8四まで上がり、後手原始棒銀の完成です。ここから△9四歩と突いてさらなる進出を目指します。
後手原始棒銀の基本形(△8四銀まで)。由来銀が飛車の前に一直線に並ぶ形が「棒」に見えることから棒銀と呼ばれます。
後手原始棒銀とは
飛車先の歩を伸ばしながら銀をまっすぐ前進させる、将棋でも最も歴史の古い戦法のひとつです。「棒銀」という名称については、1952年に棋士・加藤治郎が著した将棋書籍のなかで「飛車と銀とが一線に並んだ形が棒状に見えるところからきたのだろう」と記しています。
棒銀は攻撃力が高いうえに覚えやすく、棒銀ひとつで居飛車・振り飛車両方と戦うことができます。先手でも後手でも同じ要領で扱える点が大きな特長です。
一方で狙いが単純なぶん相手も対策を立てやすく、青野照市九段は著書のなかで「単純でおぼえやすい反面、破壊力があり奥の深い」戦法と評しています。受けを知らない相手には絶大な威力を発揮しますが、真に使いこなして勝率を上げるには相手の対策への対処法も学ぶ必要があります。
📚 参考文献
・加藤治郎『筋違角棒銀戦法』(将棋出版社、1952年)
・藤井聡太 監修『棒銀戦法の指し方』(マイナビ出版、2024年、ISBN 978-4-8399-8487-8)
・青野照市『最新棒銀戦法』(創元社)
後手原始棒銀の復習モード
基本手順の通りに駒を動かしてみましょう。駒をタップ(クリック)して選び、移動先をタップしてください。
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