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初期局面
雁木の全手順
上の盤面で1手ずつ進めながら読める解説を、ここに全文まとめて掲載しています。
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—第0手雁木の基本手順(13手)を学びます。
✅ 強み:銀二枚を中央に構える手厚い形。矢倉より手数がかからず、相手の急戦にも対応しやすい
❌ 弱み:横からの攻めに弱く、囲いとしての堅さは矢倉に劣る
💡 使いどき:相居飛車でじっくりした将棋に持ち込みたいとき -
1▲7六歩定番の初手。7筋の歩を一つ進め、角の斜めライン(筋)を開きます。由来将棋の格言「初手7六歩」。どの戦法にも発展できる汎用性の高い一手です。
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2△3四歩後手も角道を開ける標準的な応手。お互いの角がにらみ合う形になりました。
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3▲6六歩角道を止めて、相手の角の動きを遮断します。同時に6筋の歩を突いたことで、左銀が▲6七へ上がる出口ができました。
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4△8四歩後手は飛車先の歩を突き、居飛車で戦う意思を示します。
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5▲6八銀左銀を6八へ。雁木の銀はここを経由して中央へ進みます。
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6△6二銀後手も左銀を活用します。中央に手広く使える△6二へ上がるのが自然です。
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7▲6七銀これが雁木の決定的な一手。銀を6七へ前進させます。矢倉が▲7七銀と斜めに構えるのに対し、雁木は銀を中央寄りに立てて上部を手厚くするのが特徴です。▲6八が空いたので、あとは玉が入れます。由来「雁木(がんぎ)」は、雪国の家々が軒を連ねてつくる階段状のひさしのこと。銀と金が段違いに並ぶ形が、その連なりに似ていることから名付けられたと言われています。
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8△4二玉後手は居玉を解消します。自分の飛車(8二)から遠ざかる方向へ囲うのが基本です。由来将棋の格言「居玉は避けよ」。玉を初期位置に置いたまま戦うのは危険とされています。
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9▲4六歩4筋の歩を突いて、今度は右銀の出口を作ります。雁木は左右の銀を両方とも使うのが持ち味です。
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10△3二玉さらに玉を寄せて囲いを進めます。
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11▲4八銀右銀を4八へ。ここから▲5七銀と上がれば銀が二枚並び、雁木本来の手厚い形になります。
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12△5四歩後手も中央に手をつけ、銀の活用と急戦の含みを見せます。
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13▲6八玉左銀が上がって空いた6八に玉が入ります。
雁木の基本形の完成(▲6八玉まで)。ここから▲5八金右や▲5七銀と進めれば、金銀四枚の手厚い雁木囲いに発展します。
雁木とは
「雁木」はもともと、階段状の構造物を、雁(がん)の群れが斜めにジグザグに連なって飛ぶ様子に見立てた言葉です。金銀が段違いに並ぶ形がその連なりに似ていることが戦法名の由来とされています。(雪よけのひさし「雁木造」に由来するという説も広まっていますが、こちらは1940年代以降に生じた誤解とされています。)矢倉と並ぶ居飛車の代表的な陣形の一つです。
矢倉が▲7七銀と斜めに構えるのに対し、雁木は▲6七銀と中央寄りに銀を立てるのが違いです。組み上がりが早く、上部に手厚いため相手の急戦にも対応しやすい一方、横からの攻めには矢倉ほどの堅さがありません。
後手番で同じ構想を採る指し方は後手雁木のページで扱っています。
📚 参考文献
・Wikipedia「雁木囲い」(2026年8月23日参照)
雁木の復習モード
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